ノラ・チェン(g/vo)、ペネロペ・ローウェンスタイン(g/vo)、ジジ・リース(ds)の3人で結成されたバンド、ホースガール。3人は地元の青少年芸術プログラムを通じて出会い、DIY精神に根付いた独自のシーンで活動を開始。シングルとEPをリリース後に自身もファンを公言するヨ・ラ・テンゴも在籍する名門〈Matador Records〉と契約した。デビュー・アルバムとなる『Versions of Modern Performance』では、共同プロデューサーにダイナソーJr.やソニック・ユースを手掛けてきたジョン・アグネロを迎え、レコーディングはスティーヴ・アルビニが所有するElectrical Audioで敢行。シューゲイズの温かい轟音、ポスト・パンクの無駄を削ぎ落としたフックやリズム…80~90年代のオルタナへの愛が聴き手にも響いてくる一作となった。