Gallipoli【Green Vinyl】

インディーロックとワールドミュージックを融合させた独自のサウンドで、世界中の音楽ファンから支持を集めるZach Condon率いるバンド Beirut。

前作『No No No』（2015年）から約3年ぶり、通算5作目となるアルバムです。

トランペット、アコーディオン、チェロ、ウクレレなど多彩な楽器を用い、ザックの優美で少し哀愁を帯びたヴォーカルと共に描かれる音像は、まるで古いヨーロッパの街並みを旅するような美しさ。

本作は、デビュー作『The Gulag Orkestar』や2作目『The Flying Club Cup』制作時に使用していたオルガンを再び取り入れ、ニューヨーク、ベルリン、南イタリア・プーリア州の田舎スタジオでレコーディングを実施。ザック自身も「かつての音楽の喜びが戻ってきた」と語るように、過去と現在が交錯するような、感情豊かで芳醇な1枚に仕上がっています。

ROTH BART BARONリスナーにはぜひ聞いていただきたい作品です。